H.265(ISO/IEC 23008-2 HEVC)
H.264(MPEG-4 AVC)の後継として、2010年に発足した共同作業チーム Joint Collaborative Team on Video Coding(JCT-VC)が標準化作業を行った規格です。 画像圧縮に際し、圧縮ブロックサイズを、変化の少ないブロックは大きく、変化の大きいブロックは小さくする等の工夫により、圧縮性能はH.262(MPEG-2)の約4倍、H.264と比較しても約2倍と項圧縮で、Windows、macOS、Android、iOSと、幅広いOSで標準的にサポートされています。
一方、利権関係では、Appleや英国放送協会など40の団体が所属するMPEG LA、キャノンや三菱電機など23の団体が所属するHEVCアドバンス、ブラックベリーやエリクソンなど6社が所属するVelos Media、そしてインターデジタル社と、4つのパテントプールが権利行使しているため、特許料は高額になり、普及の妨げになっている模様です。