DaVinci Resolve
DaVinci Resolve とは
Blackmagic Design社が開発し、フリーでダウンロード公開している、動画編集ソフトです。
元々はソフト名称の通りda Vinci Systems社が開発していましたが、同社買収により現在の状態になっています。
一般的な編集に加え、カラーコレクションやカラーグレーディングと呼ばれる色彩調整機能が豊富です。
データベースPostgreSQLを使い、複数マシンで編集を行うといったことも可能です。
非常に高機能であり、日本語化されていない英文メニューや独自の操作方法に慣れれば、プロ並みの編集が可能の様です。
'24/4/13リリースのVer.19へのアップデートの概要は、次の通りです。
- 編集時のマルチソース機能追加
- マルチビュー確認時の重要ポイントマークPOI機能追加
- テキストベースのタイムライン編集対応
- AIによる音声テキスト化対応
- 字幕自動作成機能追加
- UltraNRノイズ除去対応
- その他各種機能向上
'22/4/22リリースのVer.18へのアップデートの概要は、次の通りです。
- Blackmagic Cloudサポート
- カメラオリジナルのプロキシを自動作成・管理するBlackmagic Proxy Generator追加
- カメラのオリジナルフッテージとプロキシのワンクリック切替対応
- メディア管理の改善
- オブジェクトマスクの改善
- 自動深度マップ作成機能追加
- 美容補正ResolveFXビューティーの改善
- 字幕機能にタイミング指定TTML/XML等の強化
- シェイプ、アイリス、ワイプトランジションの反転機能追加
- マルチカムビューアに5x5オプション追加
- GPUアクセラレーションによるブラシストロークのリアルタイム生成
- テキスト等の処理速度向上
- その他各種機能向上
必要環境
OS:Windows XP/Vista/7
RAM:2GB
空き容量:100MB
その他:QuickTime
ダウンロード方法
- Blackmagic Designのホームページに行きます。
- トップページが表示されますので、画面上メニューの「製品」をクリックします。
- 製品ラインナップが表示されますので、画面上部の「製品シリーズを選択」の中の「DaVinci Resolve、Fusion&Blackmagic eGPU」をクリックします。
- DaVinci Resolveの項までページジャンプしますので、「詳細」ボタンをクリックします。
- DaVinci Resolveのページが表示されますので、ページ末尾の無償版の方の「今すぐダウンロード」ボタンをクリックします。
- OS選択画面が表示されますので、「Windows」ボタンをクリックします。
- 個人情報入力ダイアログが表示されますので、氏名、E-mail、電話番号、国・県・市を入力してから登録&ダウンロードボタンをクリックして、ダウンロードします。
インストール方法
- ダウンロードしたファイルを、任意のフォルダに解凍します。
- 解凍した実行ファイルを、ダブルクリックして起動します。
- インストールコンポーネント選択画面が表示されますので、特に問題ない限り、そのまま「Install」をクリックします。
- セットアップウィザード画面が表示されますので、「Next」をクリックします。
- ライセンス契約書が表示されますので、"I accept the terms in the License Agreement"にチェックを入れ、「Next」をクリックします。
- インストール先指定画面が表示されますので、特に問題ない限り、そのまま「Next」をクリックします。
- インストール準備完了画面が表示されますので、「Install」をクリックします。
- 途中で、デバイスインストールのダイアログが表示される場合、用途に応じて「インストールしない」か「インストール」をクリックします。外部機器を接続しない場合は、「インストールしない」で済む場合が多いです。
- セットアップウィザード完了画面が表示されますので、「完了」をクリックします。
使用方法
- WindowsのスタートメニューからDaVinci Resolveを起動します。
- Welcomeメッセージが表示されますので、製品ツアーを見る場合は「EXPLORE」をクリックしてツアーを見ます。見ない場合は「SKIP TOUR」をクリックします。
- 開始前セットアップ画面が表示されますので、「QUICK SETUP」をクリックします。
- ビデオカードの性能チェック結果が英文表示されますので、 内容を確認のうえ、「CONTINUE」をクリックします。
- プロジェクトの解像度選択画面が表示されますので、上段の「SD」、「HD」、「UltraHD」「後から選ぶ」のいずれか、 下段の解像度オプションを、用途に合わせて選択します。 前項で警告の様な文面であった場合は、解像度を落とすのが無難です。
- プロジェクトの保存場所指定画面が表示されますので、任意の場所を指定して、「CONTINUE」をクリックします。
- キーボードレイアウト選択画面が表示されますので、表示されている「Davinci Resolve」「Adobe Premiere Pro」「Apple Final Cut Pro X」「Avid Media Composer」の中から選択します。 今まで特に類似ソフトを使ったことがなければデフォルトのままとします。
- 初期設定完了画面が表示されますので、「START」をクリックします。
- DaVinci Resolve画面が表示されますので、画面中央の一番下のアイコンメニューが「Media」になっていることを確認します。
- 画面左上のフォルダツリーで、編集元動画データのフォルダを選択、その右隣に表示されるファイル群の中から必要なファイルの右クリックメニューで「Add into Media Pool」を選択します。 この際「different frame rateの警告が表示される場合は、「Don't change」(必要な場合は「Change」)をクリックします。
- 画面左下に選択したファイルが列挙されます。 編集対象が複数ある場合は、このMedia Poolへの追加を繰り返し、全て登録します。
- 登録を完了したら、画面中央一番下のアイコンメニューで「Edit」を選択します。
- タイムラインの画面が表示されますので、画面左にMedia Poolの中の編集対象を、画面上段の中央および右の2つのプレビュー画面のうち、 中央側にドラッグ&ドロップします。
- 編集対象がプレビュー表示されますので、編集対象の何処から何処まで(例えば1分29秒〜1分50秒迄)を タイムラインに追加したいか指定します。 具体的には、プレビュー画像下のスライドバーで、最初の部分を指定し、更に右クリックメニューで「Mark In」を選択。 同様に最後の部分を指定し、更に右クリックメニューで「Mark Out」を選択します。
- 指定が完了したら、上段中央のプレビュー画面を、下段のタイムラインにドラッグ&ドロップします。
- 必要に応じて、これらの作業を繰り返し、一本のタイムラインを完成させます。
- タイムラインが完成したら、画面中央一番下のアイコンメニューの「Color」を選択します。
- カラー調整画面が表示されますので、画面左中段で調整対象動画を選択し、画面左下段のカラーホイールで色を調整します。 色調整は勘所が難しため、最初は本工程では何もしないで良いかと思います。
- カラー調整が完了したら、画面中央一番下のアイコンメニューの「Deliver」を選択します。
- 画面左上のRender Settingで、出力セッティングを指定します。 例えばYouTubeに投稿するつもりであれば「YouTube」を選択するのが簡単です。 「Custum」を選択して、アイコンの下のメニューで自由に選択することも可能です。
- 指定を完了したら、Render Settingメニューの下にある「Add to Render Queue」をクリックします。
- 完成ファイル保管場所の選択ダイアログが表示されますので、任意のフォルダを選択し、「OK」をクリックします。
- 画面上段右端の「Start Render」をクリックします。
- 進捗状況がプレビュー表示され、暫くすると完了です。