DaVinci Resolve
DaVinci Resolve とは
Blackmagic Design社が開発し、フリーでダウンロード公開している、動画編集ソフトです。
元々はソフト名称の通りda Vinci Systems社が開発していましたが、同社買収により現在の状態になっています。
一般的な編集に加え、カラーコレクションやカラーグレーディングと呼ばれる色彩調整機能が豊富です。
データベースPostgreSQLを使い、複数マシンで編集を行うといったことも可能です。
非常に高機能であり、日本語化されていない英文メニューや独自の操作方法に慣れれば、プロ並みの編集が可能の様です。
'25/4/4リリースのVer.20へのアップデートの概要は、次の通りです。
- Blackmagic Cloudのサポートによる他のコラボレーターとの作業共有対応
- Blackmagic Proxy Generatorによるカメラ毎のプロキシ作成・管理
- 縦長ビデオ用のレイアウト追加
- タイムライン再生中にボイスオーバートラックの録音対応
- キーフレーム編集の機能改善
- テキスト+ツールのレイアウト制御詳細化
- カットページでの、ビューアからの直接ドラッグによるライブ上書き対応
- カットページに、ラウドネスメータ内蔵のオーディオミキサー追加
- マルチビュースクリーンで全ライブカメラ映像を表示
- その他各種機能向上
'24/4/13リリースのVer.19へのアップデートの概要は、次の通りです。
- 編集時のマルチソース機能追加
- マルチビュー確認時の重要ポイントマークPOI機能追加
- テキストベースのタイムライン編集対応
- AIによる音声テキスト化対応
- 字幕自動作成機能追加
- UltraNRノイズ除去対応
- その他各種機能向上
必要環境
OS:Windows XP/Vista/7
RAM:2GB
空き容量:100MB
その他:QuickTime
ダウンロード方法
- Blackmagic Designのホームページに行きます。
- トップページが表示されますので、画面上メニューの「製品」をクリックします。
- 製品ラインナップが表示されますので、画面上部の「製品シリーズを選択」の中の「DaVinci Resolve/Fusionソフトウェア」をクリックします。
- DaVinci Resolve製品群が表示されますので、価格欄が無料となっている「DaVinci Resolve」をクリックします。
- DaVinci Resolveのページが表示されますので、ページ末尾近くの無料版の方の「今すぐダウンロード」ボタンをクリックします。
- ダウンロード種類選択画面が表示されますので、「DaVinci Resolve xx」の方の「Windows x86」ボタンをクリックします。
- 個人情報入力ダイアログが表示されますので、氏名、E-mail、電話番号、国・県・住所などを入力してから登録&ダウンロードボタンをクリックして、ダウンロードします。
インストール方法
- ダウンロードしたファイルを、任意のフォルダに解凍します。
- 解凍した実行ファイルを、ダブルクリックして起動します。
- インストールコンポーネント選択画面が表示されますので、特に問題ない限り、そのまま「Install」をクリックします。
- 暫くするとセットアップウィザード画面が表示されますので、「Next」をクリックします。
- ライセンス契約書が表示されますので、"I accept the terms in the License Agreement"にチェックを入れ、「Next」をクリックします。
- インストール先指定画面が表示されますので、特に問題ない限り、そのまま「Next」をクリックします。
- インストール準備完了画面が表示されますので、「Install」をクリックします。
- セットアップウィザード完了画面が表示されますので、「Finish」をクリックします。
- WindowsのスタートメニューからDaVinci Resolveを起動します。
- What's new〜画面が表示された場合は、「Continue」ボタンをクリックします
- セットアップ開始画面が表示されますので、「Quick Setup」ボタンをクリックします
- OS及びビデオカードチェック画面が表示されますので、「Continue」ボタンをクリックします。
- プロジェクトの初期解像度選択画面が表示されますので、標準で使う設定を選択し、「Continue」をクリックします
- 動画ファイルを保管するフォルダ指定画面が表示されますので、必要に応じてフォルダを指定し、「Continue」をクリックします
- キーボードレイアウト選択画面が表示されますので、表示されている他の動画編集ソフトと同等にしたい場合はそれを選択、オリジナルでよければ「DaVinci Resolve」のままで、「Continue」をクリックします。
- 設定完了画面が表示されますので、「Start」をクリックして完了です。
使用方法
- WindowsのスタートメニューからDaVinci Resolveを起動します。
- DaVinci Resolveの画面が表示されますので、画面右下の「新規プロジェクト」ボタンをクリックし、プロジェクト保管場所を指定の上、「作成」ボタンをクリックします。
- プロジェクト画面が表示されますので、画面左上のメディアプールに、編集元動画ファイルをドラッグ&ドロップします。この際、プロジェクトの初期フレームレートと選択した動画のフレームレートが異なる場合は、フレームレート変更メッセージが表示されますので、プロジェクトとして採用したいフレームレートに合わせて「変更しない」「変更」のいずれかをクリックします。
- 複数の編集元動画がある場合は、これを繰り返します。
- メディアプールに登録したクリップを、画面右下のタイムラインにドラッグ&ドロップします
- 画面右上に表示されるプレビューを見ながらタイムライン画面表部の赤い線をドラッグし、編集元動画で不要範囲の最初の部分に持ってきたら、メニューバーの「マーク」−「イン点をマーク」を選択。同様に不要範囲の最後の部分に持ってきたら「アウト点をマーク」を選択します。
- 不要範囲の指定が完了したら、メニューバーの「編集」−「選択を削除」を選択して削除します。
- 削除した部分にトランジションを挿入する場合は、メニューバーしたの「トランジション」をクリック。表示されるトランジション群の中から必要なものを選択し、タイムラインの該当場所にドラッグ&ドロップします。
- 必要に応じて、これらの作業を繰り返し、一本のタイムラインを完成させます。
- タイムラインが完成したら、画面右上の「クリックエクスポート」をクリックします。
- 出力したい動画形式を選択し、「書き出し」をクリックします。
- 書き出しファイル選択ダイアログが表示されますので、保存フォルダとファイル名を指定し、「保存」をクリックして完了です。
関連ホームページ
過去の更新履歴
'22/4/22リリースのVer.18へのアップデートの概要は、次の通りです。
- Blackmagic Cloudサポート
- カメラオリジナルのプロキシを自動作成・管理するBlackmagic Proxy Generator追加
- カメラのオリジナルフッテージとプロキシのワンクリック切替対応
- メディア管理の改善
- オブジェクトマスクの改善
- 自動深度マップ作成機能追加
- 美容補正ResolveFXビューティーの改善
- 字幕機能にタイミング指定TTML/XML等の強化
- シェイプ、アイリス、ワイプトランジションの反転機能追加
- マルチカムビューアに5x5オプション追加
- GPUアクセラレーションによるブラシストロークのリアルタイム生成
- テキスト等の処理速度向上
- その他各種機能向上